産婦人科ノート

駆け出し産婦人科医の忘備録です。覚書程度、実臨床では正式なデータを参照してください。

2018-12-10から1日間の記事一覧

小児気管支喘息

小児気管支喘息のガイドラインを読み解く際のポイント 急性期治療 長期管理でのステップなどはひとまず考えず、その時の発作の強度に基づいた治療を適応する。 長期管理 症状のみによる重症度(見かけ上の重症度)と現在の治療ステップを考慮した重症度(真…

血中免疫グロブリン

感染性疾患を疑った際にIgG、IgM、IgAなどを評価することがある。 新生児の場合はIgGは胎盤通過性があるためある程度なければおかしい。 低ければ母体の免疫不全など疑い、高ければ母体の膠原病などを疑う。 IgMは胎盤を通貨しないので、高値は子宮内感染な…

ケトン体

血中ケトン体の分画にはアセト酢酸と3-ヒドロキシ酪酸があり、尿に尿中ケトンとして排泄されるのは3-ヒドロキシ酪酸である。 体内の血糖が足りなくなると、肝臓のグリコーゲンが分解され糖を供給するが、 それも通常2、3時間しかもたない。 すると、エネ…